血清クレアチニンが低下するのはどれか。
血清クレアチニンが低下するのはどれか。
- ⑴ 脱水循環血液量が減って腎血流と糸球体濾過量が低下するため、腎前性に上昇します。低下する方向ではありません。
- ⑵ 妊娠循環血液量の増加による希釈と糸球体濾過量の増加によって、血清クレアチニンは非妊娠時より低下します。
- ⑶ 腎不全糸球体濾過量が低下してクレアチニンが排泄されず蓄積するため、上昇します。腎機能低下の代表的な指標です。
- ⑷ 先端巨大症成長ホルモンの過剰により筋肉量や臓器が増大するため、クレアチニンの産生が増えて高値となります。
- ⑸ うっ血性心不全心拍出量の低下により腎血流が減り、腎前性に上昇します。低下する要因にはなりません。
解説
正解は⑵です。血清クレアチニンは筋肉で産生され、ほぼ糸球体濾過だけで排泄されるため、腎機能が低下すれば上昇し、筋肉量が減るか濾過量が増えれば低下します。妊娠では循環血液量が増えて希釈され、さらに糸球体濾過量が増加するため、血清クレアチニンは非妊娠時より低い値になります。これに対し脱水やうっ血性心不全は腎前性に、腎不全は腎性に上昇させ、先端巨大症は筋肉量の増加によって値を高くします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成