健常成人の脳波(別冊No. 4)を別に示す。睡眠段階はどれか。
健常成人の脳波(別冊No. 4)を別に示す。睡眠段階はどれか。
- ⑴ Stage W閉眼安静時に後頭部優位のα波が半分以上を占める段階です。K複合波や睡眠紡錘波は出現しません。
- ⑵ Stage N1α波が半分未満に減り、低振幅の混合周波数になる入眠期です。K複合波や睡眠紡錘波が現れれば段階が進んだことになります。
- ⑶ Stage N2K複合波と睡眠紡錘波の出現が段階N2の判定条件です。示された脳波はこの2つの特徴を備えています。
- ⑷ Stage N30.5〜2Hzの高振幅徐波が記録の20%以上を占める深睡眠期です。徐波が主体でないため該当しません。
- ⑸ Stage R急速眼球運動と筋活動の著明な低下、鋸歯状波を伴う段階です。睡眠紡錘波は通常みられません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。示された脳波には、周囲より際立った陰性・陽性の大きな二相性の波であるK複合波と、12〜14Hz程度の紡錘形にまとまった睡眠紡錘波がみられます。この2つが出現する時期が睡眠段階N2です。覚醒時では後頭部優位のα波が主体となり、N1ではα波が半分未満に減って低振幅の混合周波数となります。N3では高振幅の徐波が記録の2割以上を占め、レム睡眠では急速眼球運動と筋活動の低下を伴います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成