ネフローゼ症候群で誤っているのはどれか。
ネフローゼ症候群で誤っているのはどれか。
- ⑴ 浮腫低アルブミン血症により血管内に水分を保てなくなり浮腫が生じます。記述として正しいため、誤りを選ぶこの問では正解になりません。
- ⑵ 乏尿循環血液量が減って腎血流が低下するため乏尿がみられます。正しい記述なので、この問の答えにはなりません。
- ⑶ 蛋白尿1日3.5g以上の持続する蛋白尿が診断の必須条件です。記述は正しく、誤りではありません。
- ⑷ 血清アルブミン低下尿への蛋白喪失により血清アルブミンは3.0g/dL以下に低下します。これも診断基準に含まれる正しい記述です。
- ⑸ LDL-コレステロール低下実際にはリポ蛋白合成の亢進と分解の低下により、LDL-コレステロールは上昇します。低下するという記述は誤りで、これが正解です。
解説
正解は⑸です。この問は誤っている記述を選ぶ形式です。ネフローゼ症候群では大量の蛋白尿によって血清アルブミンが低下し、膠質浸透圧が下がって浮腫や乏尿が生じます。同時に肝臓でのリポ蛋白合成が高まり、分解も低下するため、総コレステロールとLDL-コレステロールはむしろ上昇します。したがってLDL-コレステロールが低下するという記述が誤りであり、これが正解となります。低アルブミン血症と高脂血症が並ぶことを押さえてください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成