Basedow 病で認められるのはどれか。
Basedow 病で認められるのはどれか。
- ⑴ 頻脈甲状腺ホルモンの過剰により心臓が刺激され、心拍数が増えて頻脈や動悸を生じます。代謝が高まった状態を反映する代表的な所見です。
- ⑵ 便秘腸の運動が高まるため、バセドウ病では下痢や排便回数の増加が起こります。便秘は甲状腺機能低下症の所見です。
- ⑶ 皮膚乾燥バセドウ病では発汗が増えて皮膚は湿潤・温暖になります。乾燥した皮膚は甲状腺機能低下症でみられます。
- ⑷ フレイル体重は減少するものの、代謝は亢進しています。活動性が落ちて虚弱になるフレイルは、機能低下症や高齢者の状態像に近い所見です。
- ⑸ 記銘力低下精神的にはいらいらして落ち着かなくなります。記銘力低下や動作の緩慢は甲状腺機能低下症でみられる所見です。
解説
正解は⑴です。バセドウ病は甲状腺刺激ホルモン受容体に対する自己抗体によって甲状腺ホルモンが過剰に産生される疾患で、全身の代謝が高まります。そのため頻脈や動悸、体重減少、発汗の増加、手指のふるえ、下痢傾向、暑がりといった症状が現れ、眼球突出やびまん性の甲状腺腫を伴うことがあります。便秘・皮膚乾燥・記銘力低下などは、代謝が低下する甲状腺機能低下症でみられる所見であり、方向が逆になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成