Lambl〈ランブル〉鞭毛虫の主な寄生部位はどれか。
Lambl〈ランブル〉鞭毛虫の主な寄生部位はどれか。
- ⑴ 胃胃内は強い酸性で原虫の栄養型は生存できません。囊子は胃を通過しますが、そこで増殖することはありません。
- ⑵ 肺肺に寄生するのは肺吸虫などです。ランブル鞭毛虫は消化管内に寄生する原虫で、肺には寄生しません。
- ⑶ 大腸大腸に寄生するのは赤痢アメーバや大腸アメーバなどです。ランブル鞭毛虫の主な寄生部位は大腸より上部です。
- ⑷ 脳脊髄脳脊髄に病変をつくるのはトキソプラズマや自由生活性アメーバなどです。ランブル鞭毛虫が中枢神経に寄生することはありません。
- ⑸ 十二指腸十二指腸から上部小腸の粘膜に吸盤状の構造で吸着して増殖します。検査材料として十二指腸液が用いられるのもこのためです。
解説
正解は⑸です。ランブル鞭毛虫(ジアルジア)は主に十二指腸から上部小腸の粘膜に吸着して増殖する原虫で、腹痛や脂肪性の下痢を起こします。診断は糞便中の囊子の検出が基本ですが、確認が難しい場合には十二指腸液や胆汁の検査で栄養型を探します。胃は強酸のため寄生に適さず、肺や脳脊髄、大腸はこの原虫の主たる寄生部位ではありません。寄生部位と検査材料が対応することを意識して覚えると整理しやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成