コンパニオン診断に用いられるのはどれか。
コンパニオン診断に用いられるのはどれか。
- ⑴ PSA前立腺癌の腫瘍マーカーで、拾い上げや治療後の経過観察に用います。特定の薬剤が効くかどうかを判定する検査ではないため、コンパニオン診断には当たりません。
- ⑵ 血小板凝集能止血機能の評価や抗血小板薬の効き具合をみる機能検査です。分子標的薬の適応を判定する検査ではないので、コンパニオン診断ではありません。
- ⑶ EGFR 変異解析肺癌などでEGFR遺伝子の変異の有無を調べ、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬が効くかどうかを投与前に判定します。薬剤の適応を決める検査であり、コンパニオン診断の代表例です。
- ⑷ 75 g 経口グルコース負荷試験糖尿病の診断に用いる糖負荷試験です。糖代謝能を評価するための検査であり、抗癌薬などの効果を予測する目的では行いません。
- ⑸ T 細胞サブセット〈CD4/CD8〉HIV感染症などで免疫状態を評価する検査です。病勢の把握には有用ですが、特定の薬剤の適応を決めるための検査ではありません。
解説
正解は⑶です。コンパニオン診断とは、特定の分子標的薬を使う前に、その薬が効くかどうか、あるいは重い副作用が出ないかを予測するために行う検査です。肺癌のEGFR遺伝子変異解析は、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬の適応を決める目的で実施される代表的なコンパニオン診断です。ほかの選択肢は腫瘍マーカー、止血機能検査、糖代謝の負荷試験、免疫状態の評価であり、いずれも薬剤の効果予測を目的としたものではありません。薬剤選択に直結する検査かどうかが判別の鍵になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成