分光光度計から得られる吸光度で正しいのはどれか。2 つ選べ。
分光光度計から得られる吸光度で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 0 から1 の値をとる。吸光度は透過率が小さくなるほど大きくなり、1を超える値もとります。0から1に限られるものではありません。
- ⑵ 透過率の逆数で表す。吸光度は透過率の逆数の常用対数として定義されます。逆数そのものではありません。
- ⑶ 混濁によって減少する。混濁があると光が散乱して透過光が減るため、吸光度は見かけ上増加します。減少するという記述は逆です。
- ⑷ 溶液の濃度に比例する。吸光度は溶液の濃度に比例します。この関係があるため検量線から濃度を求めることができます。
- ⑸ 溶液の光路長に比例する。吸光度は光が溶液中を通る距離である光路長にも比例します。ランベルト・ベールの法則が示す関係です。
解説
正解は⑷と⑸です。吸光度は溶液の濃度と光路長のそれぞれに比例するという関係で表され、これがランベルト・ベールの法則です。この比例関係があるので、既知の濃度で作った検量線から未知の濃度を求めることができます。吸光度は透過率の逆数の常用対数として定義され、値は0から1に限られるものではありません。また、検体が混濁していると光が散乱するため、吸光度は見かけ上増加します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成