腫瘍マーカーと疾患の組合せで正しいのはどれか。
腫瘍マーカーと疾患の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ AFP ― 大腸癌AFPは肝細胞癌や卵黄囊腫瘍で上昇する腫瘍マーカーです。大腸癌ではCEAが用いられます。
- ⑵ CA125 ― 乳癌CA125は卵巣癌で上昇する腫瘍マーカーです。乳癌ではCA15-3などが用いられます。
- ⑶ CA15-3 ― 膵癌CA15-3は乳癌で上昇する腫瘍マーカーです。膵癌ではCA19-9が用いられます。
- ⑷ PIVKA-Ⅱ ― 卵巣癌PIVKA-Ⅱは肝細胞癌で上昇するマーカーで、ビタミンKの不足でも高値になります。卵巣癌のマーカーではありません。
- ⑸ ProGRP ― 肺小細胞癌ProGRPは神経内分泌の性質をもつ肺小細胞癌で高値となる腫瘍マーカーです。組合せとして正しい内容です。
解説
正解は⑸です。ProGRPはガストリン放出ペプチドの前駆体で、神経内分泌の性質をもつ肺小細胞癌で高値となり、神経特異エノラーゼとともに診断や経過の把握に用いられます。他の組合せは対応する疾患が誤っています。AFPは肝細胞癌、CA125は卵巣癌、CA15-3は乳癌、PIVKA-Ⅱは肝細胞癌で上昇する腫瘍マーカーです。マーカーは臓器との対応を組で覚えておくと整理しやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成