遅発性溶血性輸血反応の原因となるのはどれか。
遅発性溶血性輸血反応の原因となるのはどれか。
- ⑴ 抗A抗Aは輸血した直後に血管内溶血を起こす急性溶血性輸血反応の原因です。遅発性の反応を起こす抗体ではありません。
- ⑵ 抗Jka抗Jkaは時間とともに検出できないほど抗体価が下がり、再度の輸血で急速に産生されるため、遅発性溶血性輸血反応の代表的な原因になります。
- ⑶ 抗Leb抗Lebは主に低温で反応する抗体で、臨床的な意義は乏しく、溶血性輸血反応の原因になることはまれです。
- ⑷ 抗N抗Nも低温で反応する抗体で、体温付近では働かないため溶血性輸血反応の原因にはなりません。
- ⑸ 抗Xga抗Xgaは臨床的な意義がないとされる抗体で、溶血性輸血反応を起こしません。
解説
正解は⑵です。遅発性溶血性輸血反応は、過去の輸血や妊娠で一度作られた抗体が、時間の経過とともに検出できないほど低下し、輸血をきっかけに再び急速に産生されて起こります。Kidd血液型に対する抗Jkaはこの経過をとりやすい代表的な抗体です。抗Aは輸血直後の急性溶血性反応の原因になり、抗Leb、抗N、抗Xgaはいずれも低温で反応する抗体で、臨床的な意義は乏しいとされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成