異常所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。
異常所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ Auer 小体 ― 急性リンパ芽球性白血病アウエル小体は骨髄系の芽球にみられる針状の封入体で、急性骨髄性白血病で認められます。リンパ系ではみられません。
- ⑵ Döhle 小体 ― 伝染性単核球症デーレ小体は好中球の細胞質にみられる青い斑点で、重症感染症などで出現します。伝染性単核球症では異型リンパ球が特徴です。
- ⑶ Russell 小体 ― 多発性骨髄腫ラッセル小体は形質細胞の細胞質に免疫グロブリンが球状に貯留したもので、多発性骨髄腫でみられます。組合せとして正しい内容です。
- ⑷ 核の過分節 ― 重症感染症好中球の核の過分節は巨赤芽球性貧血に特徴的な所見です。重症感染症では核の左方移動がみられます。
- ⑸ 偽Pelger 核異常 ― 巨赤芽球性貧血偽ペルゲル核異常は骨髄異形成症候群や重症感染症でみられる好中球の核の低分葉です。巨赤芽球性貧血では過分節となります。
解説
正解は⑶です。ラッセル小体は形質細胞の細胞質にみられる免疫グロブリンが球状に貯留したもので、形質細胞が腫瘍性に増える多発性骨髄腫でみられます。他の組合せは対応が誤っています。アウエル小体は急性骨髄性白血病、デーレ小体は重症感染症、核の過分節は巨赤芽球性貧血、偽ペルゲル核異常は骨髄異形成症候群で認められる所見であり、形態の異常と疾患の対応を整理して覚えておく必要があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成