凝固反応でリン脂質を必要とするのはどれか。2 つ選べ。
凝固反応でリン脂質を必要とするのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 第Ⅹ因子活性化第Ⅹ因子の活性化は、活性化血小板膜のリン脂質とカルシウムの上で複合体を作って進むため、リン脂質を必要とします。
- ⑵ 第Ⅺ因子活性化第Ⅺ因子の活性化は異物面での接触反応によって進み、リン脂質を必要としません。
- ⑶ フィブリン安定化フィブリンの安定化は第ⅩⅢ因子とカルシウムによる架橋形成で、リン脂質は関与しません。
- ⑷ プロトロンビン活性化プロトロンビンの活性化は、第Ⅹa因子と第Ⅴa因子がリン脂質とカルシウムの上で複合体を作って進みます。
- ⑸ プレカリクレイン活性化プレカリクレインの活性化も接触相の反応であり、リン脂質を必要としません。
解説
正解は⑴と⑷です。第Ⅹ因子の活性化と、プロトロンビンからトロンビンへの活性化は、いずれも活性化血小板の膜表面に現れる陰性荷電のリン脂質とカルシウムイオンの上で複合体を作って進みます。この仕組みにより、反応が血管の傷ついた場所だけで効率よく起こります。一方、第Ⅺ因子やプレカリクレインの活性化は異物面での接触反応であり、フィブリンの安定化は第ⅩⅢ因子とカルシウムによる反応で、リン脂質を必要としません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成