疾患とその原因の組合せで正しいのはどれか。
疾患とその原因の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 赤芽球癆 ― ヒトパルボウイルスB19 感染ヒトパルボウイルスB19は赤芽球系の前駆細胞に感染して増殖を止めるため、赤芽球癆の原因となります。
- ⑵ 再生不良性貧血 ― エリスロポエチン欠乏再生不良性貧血は造血幹細胞の障害により全ての血球系が減る病態です。エリスロポエチン欠乏は腎性貧血の原因です。
- ⑶ 遺伝性球状赤血球症 ―α グロビン遺伝子異常遺伝性球状赤血球症はアンキリンやスペクトリンなど赤血球膜蛋白の異常で起こります。αグロビン遺伝子異常はαサラセミアです。
- ⑷ 自己免疫性溶血性貧血 ― 補体制御因子欠損自己免疫性溶血性貧血は赤血球に対する自己抗体で起こります。補体制御因子の欠損は発作性夜間ヘモグロビン尿症の原因です。
- ⑸ ビタミンB12 欠乏性貧血 ― 直腸切除ビタミンB12の吸収には胃の内因子と回腸が必要で、胃切除や回腸切除が欠乏の原因になります。直腸切除では起こりません。
解説
正解は⑴です。赤芽球癆は骨髄で赤芽球だけが著しく減少する病態で、ヒトパルボウイルスB19の感染は代表的な原因のひとつです。このウイルスは赤芽球系の前駆細胞に感染して増殖を止めてしまいます。他の組合せは原因が誤っています。エリスロポエチンの欠乏は腎性貧血、αグロビン遺伝子の異常はαサラセミア、補体制御因子の欠損は発作性夜間ヘモグロビン尿症の原因にあたります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成