細胞診検体で抗凝固剤を添加するのはどれか。
細胞診検体で抗凝固剤を添加するのはどれか。
- ⑴ 膵液膵液は消化酵素による細胞の変性が問題になるため、抗凝固剤ではなく速やかな処理や固定が重視されます。
- ⑵ 髄液髄液は通常フィブリノゲンをほとんど含まず凝固しないため、抗凝固剤の添加は必要ありません。
- ⑶ 胆汁胆汁は凝固するものではなく、細胞の変性を防ぐために速やかに処理することが求められます。
- ⑷ 体腔液体腔液はフィブリノゲンを含み放置すると凝固して細胞が凝塊に取り込まれるため、採取後すぐに抗凝固剤を加えます。
- ⑸ 十二指腸液十二指腸液も消化酵素を含み細胞が変性しやすい検体で、抗凝固剤の添加が問題になる検体ではありません。
解説
正解は⑷です。胸水や腹水などの体腔液はフィブリノゲンを含み、放置すると凝固して細胞が凝塊に取り込まれてしまうため、採取後すぐにヘパリンなどの抗凝固剤を加えます。こうすることで細胞を均一に回収でき、標本の質が保たれます。髄液は通常凝固せず、膵液、胆汁、十二指腸液は消化酵素による細胞の変性が問題になるため、抗凝固剤よりも速やかな処理や固定が重視されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成