染色法と病原体の組合せで正しいのはどれか。
染色法と病原体の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ PAS 反応 ― アスペルギルスPAS反応は多糖類を染める反応で、細胞壁が多糖に富む真菌を検出できます。アスペルギルスとの組合せは正しい内容です。
- ⑵ DOPA 反応 ― B 型肝炎ウイルス(HBs 抗原)ドーパ反応はメラニン産生能を証明する方法です。B型肝炎ウイルスの表面抗原はオルセイン染色などで証明します。
- ⑶ Kossa 反応 ― 抗酸菌コッサ反応はカルシウムの沈着を黒く示す方法です。抗酸菌の証明にはチール・ネールゼン染色を用います。
- ⑷ Berlin blue 染色 ― クリプトコッカスベルリン青染色は組織中の三価鉄、すなわちヘモジデリンを青く染める方法です。真菌の証明には用いません。
- ⑸ mucicarmine 染色 ― ヘリコバクター・ピロリムチカルミン染色はクリプトコッカスの莢膜や粘液を染めます。ヘリコバクター・ピロリの証明にはギムザ染色などを用います。
解説
正解は⑴です。PAS反応は多糖類を赤紫色に染める反応で、真菌の細胞壁は多糖に富むため、アスペルギルスをはじめとする真菌の検出に用いられます。他の組合せは対応が誤っています。ドーパ反応はメラニン産生能、コッサ反応はカルシウムの沈着、ベルリン青染色は鉄(ヘモジデリン)、ムチカルミン染色はクリプトコッカスの莢膜や粘液の証明に用いる方法です。染色法が何を対象とするかで整理すると覚えやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成