最も感度が高い免疫組織化学染色法はどれか。
最も感度が高い免疫組織化学染色法はどれか。
- ⑴ 直接法直接法は標識した一次抗体を1回反応させるだけの方法で、増幅の段階がなく感度は最も低くなります。
- ⑵ 間接法間接法は標識した二次抗体を用いる分だけ直接法より感度が高まりますが、ポリマー法には及びません。
- ⑶ ポリマー法ポリマー法は1本の担体に多数の酵素と抗体を結合させるため増幅の度合いが大きく、最も高い感度が得られます。
- ⑷ ABC 法〈アビジン・ビオチン・酵素複合体法〉ABC法はアビジンとビオチンの強い結合を利用して感度を高めますが、内因性ビオチンの影響を受け、ポリマー法には及びません。
- ⑸ PAP 法〈ペルオキシダーゼ・抗ペルオキシダーゼ法〉PAP法は酵素と抗酵素抗体の複合体を用いる方法で、間接法より高感度ですがポリマー法ほどの感度は得られません。
解説
正解は⑶です。ポリマー法は、1本の高分子の担体に多数の酵素と二次抗体を結合させた試薬を用いる方法で、抗原1つあたりに結合する酵素の数が多くなるため感度が最も高くなります。操作の工程が少なく、内因性のビオチンによる非特異反応も避けられる利点があります。直接法、間接法、PAP法、ABC法の順に増幅の段階が増えて感度が高まりますが、ポリマー法はこれらを上回る感度が得られます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成