子宮体癌で正しいのはどれか。
子宮体癌で正しいのはどれか。
- ⑴ 扁平上皮癌が多い。子宮体癌の大部分は子宮内膜から生じる腺癌です。扁平上皮癌が多いのは子宮頸癌のほうです。
- ⑵ 好発年齢は30 歳代である。子宮体癌の好発年齢は閉経後の50〜60歳代です。30歳代に多いという記述は当てはまりません。
- ⑶ 我が国の患者数は減少傾向にある。日本では食生活の変化や肥満の増加を背景に、子宮体癌の患者数は増加傾向にあります。
- ⑷ エストロゲンの長期投与がリスクとなる。エストロゲンの持続的な刺激は子宮内膜の増殖を促すため、長期投与は子宮体癌の危険因子になります。
- ⑸ ヒトパピローマウイルス感染に関係する。ヒトパピローマウイルスの感染が発生に関わるのは子宮頸癌です。子宮体癌ではエストロゲンの関与が中心となります。
解説
正解は⑷です。子宮体癌の多くはエストロゲンの持続的な刺激によって子宮内膜が増殖することから発生するため、エストロゲンを長期に投与することは危険因子になります。肥満、未産、閉経の遅れなども同じ機序で危険因子となります。組織型は腺癌が大部分を占め、好発年齢は閉経後の50〜60歳代です。生活習慣の変化を背景に患者数は増加傾向にあり、ヒトパピローマウイルスが関わるのは子宮頸癌です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成