eGFR で正しいのはどれか。
eGFR で正しいのはどれか。
- ⑴ 採尿が必要である。推算糸球体濾過量は血清クレアチニン値から計算するため、採尿は必要ありません。採尿が要るのはクレアチニンクリアランスです。
- ⑵ 算出に年齢を用いる。推算糸球体濾過量は血清クレアチニン値、年齢、性別から算出します。加齢による筋肉量の変化を補正するために年齢を用います。
- ⑶ 基準範囲に性差がある。算出式では性別による係数を用いますが、算出された値を評価する基準は男女共通であり、基準に性差はありません。
- ⑷ 尿細管機能を評価する。推算糸球体濾過量が評価しているのは糸球体の濾過能力です。尿細管機能の評価には別の指標を用います。
- ⑸ 検査前に絶食が必要である。血清クレアチニンは食事の影響を大きくは受けないため、検査前の絶食は必要ありません。
解説
正解は⑵です。日本で用いられる推算糸球体濾過量は、血清クレアチニン値、年齢、性別の3つから計算式で求めます。年齢を用いるのは、加齢に伴い筋肉量と腎機能が変化することを補正するためです。血液検査だけで算出できるので採尿は不要で、絶食などの前処置も要りません。評価しているのは糸球体の濾過能力であり、尿細管機能ではありません。判定基準は男女共通で用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成