ビリルビンで正しいのはどれか。
ビリルビンで正しいのはどれか。
- ⑴ 尿中には非抱合型が排泄される。尿中に排泄されるのは水に溶けやすい抱合型です。非抱合型はアルブミンと結合しており、腎から濾過されません。
- ⑵ 抱合型はタウリンと結合している。抱合型ビリルビンはグルクロン酸抱合を受けたものです。タウリンと結合するのは胆汁酸であり、ビリルビンではありません。
- ⑶ 抱合型は非抱合型より酸化されやすい。酸化や光分解を受けやすいのは非抱合型のほうです。抱合型のほうが酸化されやすいという記述は逆になっています。
- ⑷ 非抱合型は抱合型より光に対して不安定である。非抱合型ビリルビンは光により構造が変化しやすく、新生児黄疸の光線療法はこの性質を利用しています。記述として正しい内容です。
- ⑸ δ ビリルビンは抱合型にグロブリンが結合している。δビリルビンは抱合型ビリルビンがアルブミンと共有結合したものです。グロブリンとの結合ではありません。
解説
正解は⑷です。非抱合型ビリルビンは光に対して不安定で、光を受けると構造が変化して水に溶けやすい異性体になります。新生児黄疸に対する光線療法は、この性質を利用した治療です。抱合型ビリルビンはグルクロン酸と結合したもので水に溶けるため尿中に排泄され、非抱合型はアルブミンと結合しているので尿中には出ません。δビリルビンは抱合型ビリルビンがアルブミンと共有結合したものです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成