二酸化炭素排出量が一定のとき動脈血二酸化炭素分圧と反比例の関係にあるのはどれか。
二酸化炭素排出量が一定のとき動脈血二酸化炭素分圧と反比例の関係にあるのはどれか。
- ⑴ 一回換気量一回換気量が同じでも、呼吸数や死腔の大きさによって肺胞換気量は変わるため、単独では二酸化炭素分圧と反比例の関係になりません。
- ⑵ 最大換気量最大換気量は換気能力の限界を示す指標であり、安静時の二酸化炭素分圧を直接規定するものではありません。
- ⑶ 死腔換気量死腔換気量はガス交換に関与しない部分で、増えると肺胞換気量が減って二酸化炭素分圧は上昇します。反比例ではなく同じ向きの関係です。
- ⑷ 肺胞換気量動脈血二酸化炭素分圧は二酸化炭素排出量に比例し肺胞換気量に反比例します。排出量が一定なら肺胞換気量だけで決まります。
- ⑸ 分時換気量分時換気量には死腔換気量が含まれるため、これが一定でも死腔が増えれば二酸化炭素分圧は上昇し、単純な反比例にはなりません。
解説
正解は⑷です。動脈血二酸化炭素分圧は、二酸化炭素排出量に比例し肺胞換気量に反比例するという関係で表されます。排出量が一定であれば、肺胞換気量が半分になると分圧はおよそ2倍になります。分時換気量は肺胞換気量と死腔換気量の和であるため、浅く速い呼吸では分時換気量が保たれていても肺胞換気量が減り、二酸化炭素分圧は上昇します。この違いを押さえておくことが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成