慢性腎不全で上昇するのはどれか。
慢性腎不全で上昇するのはどれか。
- ⑴ 血清尿酸尿酸は腎から排泄されるため、糸球体濾過量が低下する慢性腎不全では排泄が滞り、血清尿酸値が上昇します。
- ⑵ 血清総蛋白慢性腎不全では蛋白尿や低栄養によりアルブミンが減少するため、血清総蛋白はむしろ低下する傾向にあります。
- ⑶ 糸球体濾過量糸球体濾過量は腎機能そのものを表す指標で、慢性腎不全では低下します。上昇することはありません。
- ⑷ 血清エリスロポエチンエリスロポエチンは腎の間質細胞で産生されるため、慢性腎不全では産生が減少し、腎性貧血の原因となります。
- ⑸ 血清活性型ビタミンD3活性型ビタミンD3は腎で水酸化されて作られるため、慢性腎不全では低下し、低カルシウム血症や二次性副甲状腺機能亢進症をきたします。
解説
正解は⑴です。尿酸は主に腎臓から排泄されるため、慢性腎不全では排泄が低下して血清尿酸値が上昇します。同様に尿素窒素、クレアチニン、リン、カリウムも上昇します。一方、糸球体濾過量は低下し、腎で産生されるエリスロポエチンと活性型ビタミンDは減少するため、腎性貧血や低カルシウム血症を招きます。血清総蛋白は蛋白尿や栄養状態の低下によってむしろ低下する傾向にあります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成