病院内において不適切な行為はどれか。
病院内において不適切な行為はどれか。
- ⑴ 診療放射線技師が腹部超音波検査を行った。診療放射線技師は法令上、腹部を含む超音波検査を行うことができます。不適切な行為ではありません。
- ⑵ 倫理委員会の承認を受けた研究に残余検体を使用した。残余検体の研究利用は、倫理委員会の承認など所定の手続きを踏めば認められます。適切な対応です。
- ⑶ 採血を行った際、患者の氏名に加えて生年月日を尋ねた。氏名に加えて生年月日を尋ねる二つ以上の情報による患者確認は、取り違え防止として推奨される方法です。
- ⑷ ベッドサイド検査の際、患者確認のために患者情報をプリントアウトして持参した。ベッドサイド検査で患者確認のために必要な情報を持参することは、取り扱いに注意すれば適切な運用です。
- ⑸ 医師の電話指示により、臨床検査技師が医師名で電子カルテを開いて検査オーダーを入力した。医師の識別情報でログインし医師名でオーダーを入力する行為はなりすましであり、診療記録の真正性を損なうため不適切です。
解説
正解は⑸です。他人の識別情報を用いて電子カルテにログインし、医師名で検査オーダーを入力する行為はなりすましにあたり、診療記録の真正性を損なうため認められません。電子カルテの操作は必ず本人の識別情報で行い、口頭指示は所定の手順で記録して後から医師が確認・承認する運用をとります。他の選択肢は、業務範囲や患者確認の方法、研究倫理の手続きとして、いずれも適切に行われた行為です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成