ヤング率〈縦弾性率〉が最も大きいのはどれか。
ヤング率〈縦弾性率〉が最も大きいのはどれか。
- ⑴ 筋(引っ張り)筋は収縮する組織で、引っ張りに対しては腱よりはるかに柔らかく伸びやすいです。ヤング率は腱より小さくなります。
- ⑵ 腱(引っ張り)腱は膠原線維が引っ張られる方向にそろって密に並ぶため伸びにくく、選択肢のなかでヤング率が最も大きくなります。
- ⑶ 大腸(円周方向)大腸の壁は平滑筋と弾性線維に富み、内容物に応じてよく広がります。硬さは腱に比べて大幅に小さいです。
- ⑷ 動脈(円周方向)動脈は弾性線維を含んで拍動に応じて広がる構造で、円周方向にはよく伸びます。腱よりはるかに柔らかい組織です。
- ⑸ 肺胞(拡張方向)肺胞は呼吸に応じて容易に膨らむ最も柔らかい構造です。ヤング率は選択肢のなかで最小になります。
解説
正解は⑵です。ヤング率は引っ張ったときに変形しにくいほど大きくなる値で、選択肢のなかでは腱が最も大きくなります。腱は膠原線維が引っ張られる方向にそろって密に並んでいるため伸びにくく、筋が発生した力を骨へ効率よく伝えられます。筋は同じ引っ張りでも腱よりはるかに柔らかく、動脈や大腸の壁は弾性線維と平滑筋を含んでよく広がり、肺胞は最も柔らかく容易に膨らみます。組織の硬さの順序は、線維の並び方と含まれる成分から説明できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成