Rh 血液型で正しいのはどれか。
Rh 血液型で正しいのはどれか。
- ⑴ 検査(試験管法)は37 ℃で行う。RhD血液型の試験管法は室温で行います。37度で行うのは不規則抗体の検出や交差適合試験の間接抗グロブリン試験です。
- ⑵ 日本人におけるRhD 陰性頻度は10%である。日本人のRhD陰性の頻度は約0.5パーセントです。10パーセントという値は欧米よりも高く、実際とかけ離れています。
- ⑶ RhD 陰性の確認は直接抗グロブリン試験で行う。RhD陰性の確認は間接抗グロブリン試験を含むD陰性確認試験で行います。直接抗グロブリン試験は赤血球に結合した抗体を調べる検査です。
- ⑷ RhD 陰性患者の赤血球輸血にはRhD 陽性血を使用する。RhD陰性の患者には抗D抗体の産生を避けるためRhD陰性の血液を用います。特に妊娠の可能性がある方では重要です。
- ⑸ 日本人において検出される不規則抗体で最も頻度が高いのは抗E である。日本人で検出される不規則抗体のうち抗Eが最も頻度が高く、37度で反応して溶血性の副反応を起こしうる点で重要です。
解説
正解は⑸です。日本人で検出される不規則抗体のうち最も頻度が高いのは抗Eで、次に抗Leaや抗Dなどが続きます。抗Eは輸血や妊娠による感作で産生され、37度で反応して溶血性の輸血副反応を起こすため臨床的に重要です。ほかの記述は誤りで、RhD血液型の試験管法は室温で行い、日本人のRhD陰性の頻度は約0.5パーセント、RhD陰性の確認は間接抗グロブリン試験を含むD陰性確認試験で行います。RhD陰性の患者にはRhD陰性の血液を用いるのが原則です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成