タイプⅡのクリオグロブリンが高頻度に認められる疾患はどれか。
タイプⅡのクリオグロブリンが高頻度に認められる疾患はどれか。
- ⑴ HIV 感染症HIV感染症ではクリオグロブリンが検出されることはありますが、タイプⅡが高頻度に認められる代表的な疾患ではありません。
- ⑵ HCV 感染症C型肝炎ウイルスの持続感染により、単クローン性と多クローン性が混じったタイプⅡが高い頻度で認められます。
- ⑶ 多発性骨髄腫多発性骨髄腫では単クローン性の免疫グロブリンのみからなるタイプⅠがみられます。混合型のタイプⅡではありません。
- ⑷ 原発性胆汁性胆管炎原発性胆汁性胆管炎は抗ミトコンドリア抗体が特徴の疾患で、タイプⅡのクリオグロブリンと結び付く病気ではありません。
- ⑸ 抗リン脂質抗体症候群抗リン脂質抗体症候群は血栓を繰り返す疾患で、抗カルジオリピン抗体などが問題になります。クリオグロブリンとは異なります。
解説
正解は⑵です。タイプⅡのクリオグロブリンは、単クローン性の免疫グロブリンと多クローン性の免疫グロブリンが混じった混合型で、C型肝炎ウイルス感染症で高い頻度に認められます。ウイルスの持続的な感染がリンパ球を刺激し続けることで生じ、皮膚の紫斑や関節痛、末梢神経障害、膜性増殖性糸球体腎炎などのクリオグロブリン血症性血管炎の原因になります。多発性骨髄腫では単クローン性のみのタイプⅠが、自己免疫疾患では多クローン性のタイプⅢがみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成