温度依存性蛋白はどれか。2 つ選べ。
温度依存性蛋白はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ ヘモペキシンヘモペキシンはヘムと結合する血清蛋白で、溶血の評価に用いられます。温度で析出や凝固を示す性質はありません。
- ⑵ ハプトグロビンハプトグロビンは遊離したヘモグロビンと結合する急性期反応蛋白です。温度依存性の析出は示しません。
- ⑶ パイログロブリンパイログロブリンは血清を56度に加温すると凝固する異常な免疫グロブリンで、代表的な温度依存性蛋白です。
- ⑷ Bence Jones 蛋白ベンス・ジョーンズ蛋白は40度から60度で混濁し、100度で再び溶けるという特有の温度依存性の挙動を示します。
- ⑸ α1-アンチトリプシンアルファ1アンチトリプシンは蛋白分解酵素を抑える血清蛋白で、欠損すると肺や肝の障害をきたします。温度依存性はありません。
解説
正解は⑶と⑷です。パイログロブリンは血清を56度に加温すると凝固する異常な免疫グロブリンで、加温によって性状が変わる温度依存性の蛋白です。ベンス・ジョーンズ蛋白は尿中に出る遊離軽鎖で、40度から60度に加温すると混濁し、さらに100度まで温めると再び溶けるという特有の挙動を示します。低温で析出するクリオグロブリンも温度依存性の蛋白の仲間です。ほかの選択肢は温度によって析出や凝固を示さない通常の血清蛋白で、いずれも炎症や病態に応じて濃度が変動します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成