抗原と抗体の結合で誤っているのはどれか。
抗原と抗体の結合で誤っているのはどれか。
- ⑴ 共有結合抗原と抗体の結合は非共有結合の集まりによるもので、共有結合は関与しません。したがってこの記述が誤りであり正答になります。
- ⑵ 水素結合水素結合は抗原と抗体の結合に関与する代表的な非共有結合です。誤りではないため正答になりません。
- ⑶ 疎水結合疎水結合は水を避ける部分どうしが集まる相互作用で、抗原抗体反応に関与します。正しい記述です。
- ⑷ 分子間力ファンデルワールス力などの分子間力も結合に関与します。距離が近いほど強く働く弱い相互作用です。
- ⑸ イオン結合イオン結合は電荷をもつ基の間で働き、抗原抗体反応に関与します。塩の濃度を変えると影響を受けます。
解説
正解は⑴です。この設問は誤っているものを選ぶ形式で、抗原と抗体の結合に共有結合は関与しませんから、⑴が正答になります。抗原と抗体は、水素結合、疎水結合、イオン結合、そしてファンデルワールス力などの分子間力といった弱い非共有結合が多数集まることで結び付いています。個々の結合は弱いため、pHや塩の濃度、温度を変えると結合を外すことができ、この性質が抗体の解離や精製に利用されます。共有結合であれば可逆的に外すことはできません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成