B 細胞で誤っているのはどれか。
B 細胞で誤っているのはどれか。
- ⑴ 抗原提示細胞である。B細胞はクラスⅡ抗原を発現し、取り込んだ抗原をT細胞へ提示します。記述としては正しいので正答になりません。
- ⑵ 体液性免疫に関与する。B細胞は抗体を介した体液性免疫を担います。正しい記述であり、誤りを選ぶこの設問の正答ではありません。
- ⑶ 抗体産生細胞に分化する。B細胞は刺激を受けて形質細胞に分化し、抗体を産生します。記述は正しいため正答にはなりません。
- ⑷ 血中の分布はT 細胞より少ない。末梢血のリンパ球のうちB細胞は1割から2割で、7割前後を占めるT細胞より少ないです。正しい記述です。
- ⑸ コンカナバリンA〈Con A〉で幼若化が起こる。コンカナバリンAはT細胞を幼若化させるマイトジェンです。B細胞の刺激にはリポ多糖などを用いるため、この記述が誤りです。
解説
正解は⑸です。この設問は誤っている記述を選ぶ形式で、コンカナバリンAはT細胞を幼若化させるマイトジェンですから、B細胞について述べた⑸が誤りにあたります。B細胞を刺激するマイトジェンは細菌のリポ多糖などで、リンパ球の機能検査ではT細胞にはコンカナバリンAやフィトヘマグルチニン、ポークウィードマイトジェンを用いて反応を比べます。ほかの記述は正しく、B細胞は抗原を提示し、体液性免疫を担い、形質細胞に分化して抗体を作り、血中の割合はT細胞より少ないです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成