ウイルスと親和性の高い組織・細胞の組合せで正しいのはどれか。
ウイルスと親和性の高い組織・細胞の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ EB ウイルス ― 単球EBウイルスはBリンパ球に感染し、伝染性単核球症やバーキットリンパ腫に関与します。単球ではありません。
- ⑵ ロタウイルス ― 腸管ロタウイルスは小腸の吸収上皮細胞で増殖し、乳幼児の水様性下痢を起こします。腸管と親和性が高い組合せです。
- ⑶ ポリオウイルス ― 皮膚ポリオウイルスは腸管から侵入した後、脊髄の運動神経細胞に感染して麻痺を起こします。皮膚ではありません。
- ⑷ ライノウイルス ― 神経ライノウイルスは上気道の粘膜で増殖し、かぜの主な原因になります。神経に親和性を示すウイルスではありません。
- ⑸ 単純ヘルペスウイルス ― 気道単純ヘルペスウイルスは皮膚や粘膜の上皮に感染し、神経節に潜伏します。気道を主な標的とするわけではありません。
解説
正解は⑵です。ロタウイルスは小腸の吸収上皮細胞に感染して増殖し、乳幼児の激しい水様性の下痢と嘔吐を起こします。ウイルスは感染する細胞の表面にある受容体に結合するため、増殖する場所が決まっており、これを組織親和性と呼びます。ほかの組合せは対応が誤りで、EBウイルスはBリンパ球、ポリオウイルスは脊髄の運動神経細胞、ライノウイルスは上気道の粘膜、単純ヘルペスウイルスは皮膚や粘膜の上皮とそこから続く神経節に親和性を示します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成