アミノ基転移酵素活性を有するのはどれか。
アミノ基転移酵素活性を有するのはどれか。
- ⑴ トロンビントロンビンはフィブリノゲンを切ってフィブリンに変えるセリンプロテアーゼです。アミノ基を転移させる酵素ではありません。
- ⑵ プラスミンプラスミンはフィブリンを分解するセリンプロテアーゼで、線溶を担います。転移酵素としての働きはありません。
- ⑶ 活性化第Ⅹ因子活性化第10因子はプロトロンビンを切ってトロンビンにするセリンプロテアーゼです。作用の様式が異なります。
- ⑷ 活性化第XIII因子活性化第13因子はトランスグルタミナーゼで、フィブリンの間に架橋を作って安定化させます。アミノ基転移酵素の活性をもちます。
- ⑸ 活性化プロテインC活性化プロテインCは活性化第5因子と第8因子を分解して凝固を抑えるセリンプロテアーゼです。転移酵素ではありません。
解説
正解は⑷です。活性化第13因子はトランスグルタミナーゼの一種で、アミノ基を転移させる働きをもつ酵素です。フィブリンのグルタミン残基とリジン残基の間に共有結合による架橋を作り、いったんできたフィブリンの網を安定化させて血栓を丈夫にします。この因子が欠乏すると凝固時間は正常でも創の治癒が遅れ、遅発性の出血をきたします。ほかの選択肢はいずれもセリンプロテアーゼで、蛋白のペプチド結合を切る働きをもち、アミノ基を転移させる作用はありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成