末梢血の好中球数が増加するのはどれか。
末梢血の好中球数が増加するのはどれか。
- ⑴ アルコール中毒慢性のアルコール中毒では骨髄が抑制され、葉酸の不足も加わって好中球はむしろ減少します。増加する要因ではありません。
- ⑵ 伝染性単核球症伝染性単核球症では異型リンパ球を含むリンパ球が増加します。好中球が増える病態ではありません。
- ⑶ アレルギー性鼻炎アレルギー性鼻炎では好酸球が増加します。好中球が増える反応ではありません。
- ⑷ 急性骨髄性白血病急性骨髄性白血病では骨髄で芽球が増え、成熟した好中球は減少します。白血球数が多くても好中球数は増えません。
- ⑸ 副腎皮質ステロイド薬投与骨髄に蓄えられた好中球の放出、血管壁への接着の低下、末梢での寿命の延長により、末梢血の好中球数が増加します。
解説
正解は⑸です。副腎皮質ステロイド薬を投与すると、骨髄に蓄えられていた好中球が血中へ放出され、血管壁への接着が減り、末梢での寿命も延びるため、末梢血の好中球数が増加します。感染がないのに白血球が増えることがあるので、治療内容を確認して解釈する必要があります。ほかの選択肢では好中球は増えず、アルコール中毒では骨髄の抑制により減少し、伝染性単核球症ではリンパ球が、アレルギー性鼻炎では好酸球が増えます。急性骨髄性白血病では芽球が増える一方で成熟した好中球は減少します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成