化膿性炎で多数認められる細胞はどれか。
化膿性炎で多数認められる細胞はどれか。
- ⑴ 形質細胞形質細胞は抗体を産生する細胞で、慢性炎症の場に増えます。急性の化膿性炎で多数を占める細胞ではありません。
- ⑵ 好酸球好酸球はアレルギー性の炎症や寄生虫感染で増えます。細菌による化膿性炎の主役ではありません。
- ⑶ 好中球化膿性炎では好中球が大量に集まって菌を貪食し、崩れて膿を作ります。膿の主成分は崩れた好中球です。
- ⑷ 組織球組織球は結核などの肉芽腫性炎で中心となる細胞です。化膿性炎で最も多くみられる細胞ではありません。
- ⑸ リンパ球リンパ球はウイルス感染や慢性炎症で目立ちます。急性の細菌感染による膿の主成分ではありません。
解説
正解は⑶です。化膿性炎は細菌の感染に対して起こる炎症で、好中球が血管から大量に組織へ出て集まり、菌を貪食した後に崩れて膿を作ります。膿の主成分はこの崩れた好中球と組織の分解産物です。ほかの細胞は別の炎症で目立ち、形質細胞とリンパ球は慢性炎症やウイルス感染、好酸球はアレルギーや寄生虫感染、組織球は結核などの肉芽腫性炎で中心的な役割を果たします。炎症の種類と主役となる細胞の対応を整理して覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成