ヘマトキシリンの分別に用いるのはどれか。
ヘマトキシリンの分別に用いるのはどれか。
- ⑴ アンモニア水アンモニア水は分別の後に核を青紫色にする色出しに用いる弱アルカリです。余分な色素を抜く分別の役割は担いません。
- ⑵ 炭酸リチウム炭酸リチウムも色出しに使う弱アルカリです。分別に用いる弱酸とは働きが逆になります。
- ⑶ 塩酸アルコール塩酸アルコールは弱い酸として余分な色素を抜き、核を明瞭に染め出します。ヘマトキシリンの分別に用いる試薬です。
- ⑷ カリウムミョウバンカリウムミョウバンは色素を組織に結び付ける媒染剤で、ヘマトキシリン液の成分です。分別の試薬ではありません。
- ⑸ ヨウ素酸ナトリウムヨウ素酸ナトリウムはヘマトキシリンを酸化してヘマテインに変える酸化剤です。染色液の調製に使うもので、分別には用いません。
解説
正解は⑶です。ヘマトキシリンの分別は、核以外に入り込んだ余分な色素を弱い酸で抜き、核だけを明瞭に染め出す操作で、塩酸アルコールを用います。染めすぎた標本を短時間つけて色を抜き、直ちに水洗して反応を止めます。分別の後に炭酸リチウムやアンモニア水などの弱アルカリで色出しを行うと、赤紫色の核が青紫色に変わります。カリウムミョウバンは色素を組織に結び付ける媒染剤、ヨウ素酸ナトリウムはヘマトキシリンを酸化してヘマテインに変える酸化剤で、いずれも役割が異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成