解糖系の律速酵素はどれか。
解糖系の律速酵素はどれか。
- ⑴ エノラーゼエノラーゼが触媒する反応は可逆的で、糖新生でも同じ酵素が働きます。流れの速さを決める律速酵素ではありません。
- ⑵ アルドラーゼアルドラーゼは糖を二つに切る可逆反応を触媒します。糖新生でも共用される酵素であり、律速酵素には当たりません。
- ⑶ イソメラーゼイソメラーゼは異性化を触媒する可逆反応の酵素です。反応の向きを一方に固定しないため律速酵素ではありません。
- ⑷ ヘキソキナーゼヘキソキナーゼはグルコースをグルコース6リン酸に変える不可逆反応を触媒し、解糖系の律速酵素として働きます。
- ⑸ ホスホグリセリン酸キナーゼホスホグリセリン酸キナーゼの反応は可逆的で、ATPを生じる段階を担います。律速には関わりません。
解説
正解は⑷です。ヘキソキナーゼは細胞に取り込まれたグルコースをグルコース6リン酸に変える反応を触媒し、逆行しない不可逆反応であるため解糖系の律速酵素になります。解糖系の律速酵素はほかにホスホフルクトキナーゼ1とピルビン酸キナーゼがあり、いずれも不可逆反応を担っていて、細胞内のエネルギー状態やホルモンによって活性が調節されます。エノラーゼ、アルドラーゼ、イソメラーゼ、ホスホグリセリン酸キナーゼが触媒する反応は可逆的で、糖新生でも同じ酵素が逆向きに使われます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成