260 nm が極大吸収波長であるのはどれか。
260 nm が極大吸収波長であるのはどれか。
- ⑴ DNA核酸塩基の共役構造により、DNAは260ナノメートル付近に極大吸収を示します。核酸の定量と純度の評価に用いられる性質です。
- ⑵ 尿酸尿酸は290から293ナノメートル付近に吸収をもち、酵素法では紫外部での吸光度の減少として測定します。260ナノメートルではありません。
- ⑶ ビリルビンビリルビンの極大吸収は450ナノメートル付近で、黄色を呈します。紫外部の260ナノメートルとは大きく異なります。
- ⑷ ヘモグロビンヘモグロビンは415ナノメートル付近に鋭い吸収帯をもち、可視部にも吸収を示します。260ナノメートルが極大ではありません。
- ⑸ 芳香族アミノ酸芳香族アミノ酸の極大吸収は280ナノメートル付近です。蛋白質の定量に使う波長で、核酸の260ナノメートルと混同しやすい点です。
解説
正解は⑴です。DNAやRNAを構成する核酸塩基は環状の共役構造をもち、260ナノメートル付近に極大吸収を示します。この性質を利用して、核酸の抽出液の濃度は260ナノメートルの吸光度から算出し、280ナノメートルの吸光度との比によって蛋白質の混入の程度を評価します。芳香族アミノ酸を含む蛋白質の極大吸収は280ナノメートル付近で、この二つの波長を混同しやすいので注意が必要です。ビリルビンは450ナノメートル付近、ヘモグロビンは415ナノメートル付近に極大吸収をもちます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成