血中の半減期が最も長いのはどれか。
血中の半減期が最も長いのはどれか。
- ⑴ ALTALTの血中半減期はおよそ2日で、選択肢のなかで最も長い酵素です。障害後も高値が長く続くことにつながります。
- ⑵ ASTASTの半減期はおよそ半日で、ALTよりかなり短いです。回復期にASTが先に低下する理由がこの差にあります。
- ⑶ CKCKの半減期は1日前後です。横紋筋の障害では急に上昇し、比較的速やかに下降します。
- ⑷ LD5LD5は肝や骨格筋に由来する分画で、LDの半減期はALTより短いです。最も長い酵素には当たりません。
- ⑸ α-アミラーゼアルファアミラーゼの半減期は数時間と非常に短く、急性膵炎では発症後早期に測定する必要があります。
解説
正解は⑴です。ALTの血中半減期はおよそ2日で、選択肢のなかで最も長くなります。半減期の長短は、酵素が上昇した後どのくらい高値が続くかを決めるため、経過の判断に役立ちます。ASTは半減期がおよそ半日で、肝炎の回復期にはASTが先に下がりALTが遅れて下がるため、両者の比が変化します。CKは1日前後、アミラーゼは数時間と短く、急性の障害から時間がたつと正常化します。半減期の順序を押さえておくと、採血の時期による解釈の違いを説明できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成