マグネシウムで正しいのはどれか。
マグネシウムで正しいのはどれか。
- ⑴ EDTA 加血漿では低値となる。エチレンジアミン四酢酸はマグネシウムイオンを結合してしまうため、測定値は見かけの低値になります。血清やヘパリン加血漿を用います。
- ⑵ 欠乏すると味覚障害を引き起こす。味覚障害を引き起こすのは亜鉛の欠乏です。マグネシウムの欠乏ではテタニーや不整脈、低カルシウム血症が問題になります。
- ⑶ 細胞内液より細胞外液に多く含まれる。マグネシウムはカリウムと同じく細胞内液に多い電解質です。細胞外液に多いのはナトリウムや塩化物イオンです。
- ⑷ 血清中では90%がイオン型で存在する。血清中のイオン型は6割前後で、残りはアルブミンとの結合型と錯塩型です。90%という値は実際より高すぎます。
- ⑸ ホスホリパーゼD を用いた酵素法にて測定される。ホスホリパーゼDはリン脂質の測定に用いる酵素です。マグネシウムはキシリジルブルー法などの色素法や別の酵素法で測定します。
解説
正解は⑴です。マグネシウムをエチレンジアミン四酢酸を加えた血漿で測定すると、この薬剤が金属イオンを結合してしまうため、色素法でも酵素法でも見かけの低値となります。したがって測定には血清、またはヘパリン加血漿を用います。ほかの選択肢は誤りで、味覚障害を起こすのは亜鉛の欠乏、マグネシウムは細胞内液に多く分布し、血清中でイオン型は6割前後で残りは蛋白結合型と錯塩型です。測定はキシリジルブルー法や酵素法で行い、ホスホリパーゼDはリン脂質の測定に用いる酵素です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成