正常な神経細胞の静止膜電位[mV]はどれか。
正常な神経細胞の静止膜電位[mV]はどれか。
- ⑴ +30プラス30ミリボルト程度は活動電位の頂点に相当する値で、ナトリウムが急速に流入している瞬間の膜電位です。静止時の値ではありません。
- ⑵ 00ミリボルトは細胞内外の電位差がない状態で、実際の静止膜電位はカリウムの平衡電位に近い負の値をとります。
- ⑶ -50マイナス50ミリボルト前後は脱分極が進んで活動電位が発生する閾値に近い値です。静止時の膜電位としては浅すぎます。
- ⑷ -70およそマイナス70ミリボルトで、カリウムの平衡電位に近い値です。ナトリウムポンプが維持するイオン濃度差によって生じています。
- ⑸ -100マイナス100ミリボルトは通常の静止膜電位より深く、過分極した状態にあたります。正常な静止時の値ではありません。
解説
正解は⑷です。正常な神経細胞の静止膜電位はおよそマイナス70ミリボルトで、細胞内が細胞外に対して負に帯電しています。これは細胞膜がカリウムイオンを選択的に通しやすく、ナトリウムポンプが常にナトリウムを外へカリウムを内へ運んでイオンの濃度差を保っているためで、値はカリウムの平衡電位に近くなります。刺激を受けてナトリウムが流入すると脱分極し、閾値を超えると活動電位が発生してプラス30ミリボルト程度まで振れます。数値の順序を活動電位と結びつけて覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成