残気量を求めるために行う検査はどれか。2 つ選べ。
残気量を求めるために行う検査はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 肺活量測定肺活量測定から予備呼気量が得られます。機能的残気量から予備呼気量を差し引くと残気量になるため、算出に必要な検査です。
- ⑵ 最大換気量測定最大換気量は12秒ほどの全力呼吸から求める換気予備能の指標です。肺の容量そのものではなく、残気量の計算には使いません。
- ⑶ 努力肺活量測定努力肺活量は1秒率などから気道閉塞を評価する検査です。残気量の算出に必要な予備呼気量や機能的残気量は得られません。
- ⑷ 機能的残気量測定ガス希釈法や体プレチスモグラフで機能的残気量を測定します。ここから予備呼気量を引いて残気量を求めるため、必須の検査です。
- ⑸ クロージングボリューム測定クロージングボリュームは末梢気道が閉じ始める肺気量位を調べる検査で、末梢気道障害の早期発見に用います。残気量の算出には使いません。
解説
正解は⑴と⑷です。残気量は最大に息を吐いた後も肺に残る空気の量で、直接には測れないため、機能的残気量からその一部を差し引いて求めます。具体的には、ガス希釈法や体プレチスモグラフで機能的残気量を測定し、そこから肺活量測定で得られる予備呼気量を引くことで残気量を算出します。したがって必要な検査は肺活量測定と機能的残気量測定の二つです。最大換気量や努力肺活量、クロージングボリュームは、換気予備能や気道の閉塞、末梢気道の状態を評価する検査で、残気量の計算には用いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成