リンパ腫の原因となるのはどれか。
リンパ腫の原因となるのはどれか。
- ⑴ サイトメガロウイルスサイトメガロウイルスは免疫が低下したときの肺炎や網膜炎など日和見感染症の原因です。リンパ腫を引き起こすウイルスではありません。
- ⑵ 単純ヘルペスウイルス単純ヘルペスウイルスは口唇や性器の水疱、ときに髄膜炎を起こします。腫瘍を作るウイルスではありません。
- ⑶ ヒトT 細胞白血病ウイルス1 型ヒトT細胞白血病ウイルス1型は成人T細胞白血病リンパ腫の原因ウイルスです。感染したTリンパ球が長い潜伏期の後に腫瘍化します。
- ⑷ ヒトパピローマウイルスヒトパピローマウイルスは子宮頸癌や中咽頭癌など扁平上皮系の癌に関与します。リンパ系腫瘍の原因ではありません。
- ⑸ ヒトパルボウイルスB19ヒトパルボウイルスB19は伝染性紅斑の原因で、溶血性疾患では無形成発作を起こします。腫瘍化には関与しません。
解説
正解は⑶です。ヒトT細胞白血病ウイルス1型は成人T細胞白血病リンパ腫の原因ウイルスで、母乳を介した母子感染などで感染し、長い潜伏期を経て一部の方が発症します。リンパ腫を起こすウイルスとしては、ほかにエプスタイン・バーウイルスがバーキットリンパ腫やホジキンリンパ腫に、ヒトヘルペスウイルス8型が原発性体腔液リンパ腫に関与します。選択肢のほかのウイルスは、それぞれ日和見感染症、皮膚粘膜の水疱、子宮頸癌、伝染性紅斑の原因であり、リンパ腫は起こしません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-07.html)を加工して作成