末梢血幹細胞の採取時期の指標となるのはどれか。
末梢血幹細胞の採取時期の指標となるのはどれか。
- ⑴ 血小板数血小板数は採取時の安全性の目安にはなりますが、幹細胞の動員量は示しません。
- ⑵ 好中球数好中球数は動員の程度をある程度反映しますが、幹細胞そのものの数ではありません。
- ⑶ 赤血球数赤血球数は幹細胞の動員とは関係しません。
- ⑷ CD34 陽性細胞数CD34は造血幹細胞の目印で、末梢血中の陽性細胞数が採取時期の指標になります。
- ⑸ CD3 陽性リンパ球数CD3陽性リンパ球数は移植片対宿主病の評価に関わりますが、採取時期の指標ではありません。
解説
正解は⑷です。末梢血幹細胞移植では、顆粒球コロニー刺激因子などを投与して造血幹細胞を骨髄から血液中へ動員し、成分採血で集めます。造血幹細胞の目印となるのがCD34で、末梢血中のCD34陽性細胞数が一定の水準に達した時点が採取の適切な時期になります。移植に必要な細胞数も体重あたりのCD34陽性細胞数で表されます。血小板数・好中球数・赤血球数は採取に伴う安全性の指標にはなりますが、幹細胞が十分に動員されたかどうかは示しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成