自己免疫性膵炎で上昇するのはどれか。
自己免疫性膵炎で上昇するのはどれか。
- ⑴ IgA1IgA1は血清中の主要なIgAサブクラスですが、自己免疫性膵炎で特徴的に上がる分画ではありません。
- ⑵ IgA2IgA2は粘膜面で多いサブクラスで、この疾患とは関係しません。
- ⑶ IgDIgDはB細胞表面に存在する免疫グロブリンで、血中濃度はごくわずかです。
- ⑷ IgG2IgG2は多糖抗原に対する抗体で、欠損すると莢膜をもつ菌に弱くなります。
- ⑸ IgG4IgG4関連疾患の膵病変であり、血清IgG4の上昇が診断基準に採り入れられています。
解説
正解は⑸です。自己免疫性膵炎はIgG4関連疾患の膵病変にあたり、血清IgG4の上昇と、病変部へのIgG4陽性形質細胞の浸潤、花むしろ状の線維化を特徴とします。ステロイドがよく効く点も診断の手がかりになります。IgG4はIgGのサブクラスのなかで最も濃度が低く、通常は全IgGの数%にすぎませんが、この疾患では135mg/dL以上に上昇することが診断基準に採り入れられています。IgA1・IgA2・IgD・IgG2はこの疾患で特徴的に上昇する分画ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成