Mycobacterium 属について正しいのはどれか。
Mycobacterium 属について正しいのはどれか。
- ⑴ M. leprae は小川培地で発育する。M. leprae は人工培地では発育しません。小川培地でも育ちません。
- ⑵ M. avium は硝酸塩還元試験陽性である。M. avium は硝酸塩還元試験が陰性です。陽性となるのは結核菌です。
- ⑶ M. marinum の至適発育温度は37 ℃である。M. marinum の至適発育温度は30℃前後で、37℃では発育が悪くなります。
- ⑷ M. fortuitum は培養7 日目には肉眼的に観察できる。迅速発育菌に分類され、7日以内に肉眼的なコロニーを形成します。
- ⑸ M. tuberculosis とM. bovis は市販の結核菌検出用PCR 試薬で鑑別できる。両者は結核菌群としてまとめられ、市販のPCR試薬では鑑別できません。
解説
正解は⑷です。M. fortuitum は迅速発育菌に分類され、7日以内に肉眼で見えるコロニーを作ります。M. leprae は人工培地では育たず、動物への接種でしか増やせません。M. avium は硝酸塩還元試験が陰性で、この点が結核菌との鑑別に使われます。M. marinum は水中に生息し、至適発育温度は30℃前後と低めです。M. tuberculosis と M. bovis は結核菌群としてまとめられ、市販のPCR試薬では両者を区別できません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成