検査が有用でないのはどれか。
検査が有用でないのはどれか。
- ⑴ 結核を疑う患者の喀痰抗酸菌培養検査結核の確定には喀痰の抗酸菌培養が欠かせません。適切な検査です。
- ⑵ 感染性心内膜炎を疑う患者の血液培養検査感染性心内膜炎では起炎菌を特定するために血液培養を複数セット行います。
- ⑶ 尿路感染症を疑う患者の尿中レジオネラ抗原検査レジオネラ尿中抗原は肺炎の診断に使う検査で、尿路感染症の原因究明には役立ちません。
- ⑷ クリプトコックス髄膜炎を疑う患者の髄液中グルクロノキシロマンナン抗原検査髄液中のグルクロノキシロマンナン抗原はクリプトコックス髄膜炎の診断に有用です。
- ⑸ 抗菌薬関連下痢症を疑う患者の糞便中Clostridioides difficile トキシン抗原検査糞便中のトキシン抗原検査は抗菌薬関連下痢症の診断に用いる適切な検査です。
解説
正解は⑶です。尿中レジオネラ抗原検査は、レジオネラ肺炎を診断するための検査です。菌が肺で増えて出た抗原が尿に排泄されるのを捉えるもので、尿路感染症の原因を調べる目的では意味がありません。レジオネラは尿路に感染する菌でもないためです。結核を疑う喀痰の抗酸菌培養、感染性心内膜炎での血液培養、クリプトコックス髄膜炎での髄液中の莢膜抗原、抗菌薬関連下痢症での糞便中トキシン抗原は、いずれも疑う病態に合った適切な検査です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成