末梢血検査で赤血球数300 万/μL、ヘモグロビン6.0 g/dL、ヘマトクリッ…
末梢血検査で赤血球数300 万/μL、ヘモグロビン6.0 g/dL、ヘマトクリット22.5%であった。診断に最も有用な血液検査項目はどれか。
- ⑴ フェリチン小球性低色素性貧血では鉄欠乏が最も多く、貯蔵鉄を反映するフェリチンが診断に役立ちます。
- ⑵ ビタミンB12ビタミンB12の欠乏は大球性貧血をきたします。小球性の所見とは合いません。
- ⑶ ハプトグロビンハプトグロビンは溶血の有無を見る項目で、溶血では正球性貧血となります。
- ⑷ エリスロポエチンエリスロポエチンは腎性貧血の評価に使いますが、腎性貧血は正球性です。
- ⑸ セルロプラスミンセルロプラスミンは銅を運ぶ蛋白で、Wilson病の評価に用いる項目です。
解説
正解は⑴です。示された値から平均赤血球容積は約75fL、平均赤血球ヘモグロビン濃度は約27%と計算でき、小球性低色素性貧血にあたります。この型で最も多いのは鉄欠乏性貧血なので、貯蔵鉄を反映するフェリチンの測定が診断に最も役立ちます。ビタミンB12は大球性貧血、ハプトグロビンは溶血性貧血、エリスロポエチンは腎性貧血の評価に用いる項目です。セルロプラスミンはWilson病に関わる銅の輸送蛋白で、この貧血の鑑別には使いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成