心臓の内腔を展開した肉眼写真(別冊No. 8)を別に示す。枠内の名称はどれか。
心臓の内腔を展開した肉眼写真(別冊No. 8)を別に示す。枠内の名称はどれか。
- ⑴ 右心房右心房は櫛状筋や分界稜をもつ腔です。半月状の弁尖が並ぶ構造とは異なります。
- ⑵ 左心房左心房は肺静脈が開口する平滑な壁の腔で、弁の構造ではありません。
- ⑶ 三尖弁三尖弁は腱索と乳頭筋を伴う房室弁で、半月弁とは形が明らかに違います。
- ⑷ 大動脈弁3つの半月状の弁尖が並び、近傍に冠動脈の入口が見えることから大動脈弁と分かります。
- ⑸ 肺動脈弁肺動脈弁も半月弁ですが右室流出路にあり、冠動脈の入口を伴いません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。枠内には、3つの半月状の弁尖が互いに接して花びらのように並ぶ構造が写っています。半月弁の形であり、その位置と冠動脈の入口が近くに見えることから大動脈弁と判断できます。肺動脈弁も半月弁ですが、右心室の流出路にあり冠動脈の入口を伴いません。三尖弁は3枚の弁尖から腱索が伸びて乳頭筋につながる房室弁で、形が大きく異なります。右心房と左心房は弁ではなく腔であり、櫛状筋や卵円窩などの壁の構造で見分けます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成