親水性封入剤を使用する染色法はどれか。
親水性封入剤を使用する染色法はどれか。
- ⑴ orcein 染色orcein 染色は弾性線維やHBs抗原を染める方法で、通常どおり疎水性封入剤を用います。
- ⑵ PTAH 染色PTAH 染色は横紋筋やグリア線維を染める方法で、脱水・透徹を経て封入します。
- ⑶ Bodian 染色Bodian 染色は神経線維の鍍銀法で、疎水性封入剤を用います。
- ⑷ oil red O 染色脂肪が有機溶媒で溶けるため、凍結切片をグリセリンゼリーなどの親水性封入剤で封じます。
- ⑸ Ziehl-Neelsen 染色Ziehl-Neelsen 染色は抗酸菌を染める方法で、通常の脱水・透徹を行います。
解説
正解は⑷です。oil red O 染色は脂肪を染める方法で、有機溶媒を使うと染めた脂肪そのものが溶け出してしまいます。そのため未固定の凍結切片を用い、グリセリンゼリーのような親水性の封入剤で封じます。orcein 染色・PTAH 染色・Bodian 染色・Ziehl-Neelsen 染色は、いずれも脱水してキシレンに透徹したうえで、疎水性の合成樹脂封入剤を用います。脂肪染色だけは工程が大きく違うので、例外として覚えておくと確実です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成