カルシウムについて正しいのはどれか。2 つ選べ。
カルシウムについて正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ EDTA 加血漿では高値となる。EDTAはカルシウムをキレートするため、測定値は著しく低くなります。向きが逆です。
- ⑵ 生理活性があるのはイオン型である。神経や筋の興奮性に関わるのはイオン型カルシウムです。結合型には生理活性がありません。
- ⑶ アシドーシスではイオン型の割合が増加する。水素イオンがアルブミンの結合部位を占めるため、遊離したイオン型の割合が増えます。
- ⑷ 血清中ではトランスフェリンと結合している。血清中で結合する相手は主にアルブミンです。トランスフェリンは鉄を運びます。
- ⑸ 細胞内液に最も多く含まれる陽イオンである。細胞内液で最も多い陽イオンはカリウムです。カルシウムは細胞内で極めて低く保たれます。
解説
正解は⑵と⑶です。血中のカルシウムは、およそ半分がアルブミンなどと結合し、残りがイオン型として存在します。生理活性をもつのはイオン型だけで、神経や筋の興奮性を左右します。アシドーシスでは水素イオンがアルブミンの結合部位を奪うため、イオン型の割合が増えます。EDTA加血漿ではカルシウムがキレートされて低値になり、血清中で結合する相手はアルブミンです。細胞内液に最も多い陽イオンはカリウムで、カルシウムは細胞内では極めて低く保たれています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成