BNP について誤っているのはどれか。
BNP について誤っているのはどれか。
- ⑴ 血清で測定する。BNPは分解されやすく、EDTA加血漿で測定します。血清では正しい値が得られません。
- ⑵ 心室で合成される。BNPは主に心室で合成されます。心房で作られるのはANPです。正しい記述です。
- ⑶ 腎不全で増加する。腎機能が低下すると排泄が滞り、BNPは高値になります。正しい記述です。
- ⑷ 環状構造部分を持つ。ジスルフィド結合による環状構造をもちます。正しい記述です。
- ⑸ Na⁺再吸収を抑制する。腎でのナトリウム再吸収を抑えて利尿をもたらします。正しい記述です。
解説
正解は⑴です。BNPは採血後に速やかに分解されるため、EDTA加血漿を用いて測定します。血清では正しい値が得られないので、この記述が誤りです。BNPは主に心室で合成され、心室にかかる負荷が増えると分泌が高まります。分子内にジスルフィド結合による環状構造をもち、腎臓でのナトリウム再吸収を抑えて利尿と血管拡張をもたらします。腎機能が低下すると排泄が滞って高値になるため、心不全の評価では腎機能もあわせて考える必要があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成