熱画像検査〈サーモグラフィ〉で高温相を示すことが多い病態はどれか。
熱画像検査〈サーモグラフィ〉で高温相を示すことが多い病態はどれか。
- ⑴ 動脈瘤拡張した血管に血液が多くとどまるため、その上の皮膚温が周囲より高くなります。
- ⑵ 皮膚潰瘍皮膚潰瘍は血流障害を背景とすることが多く、低温相を示します。
- ⑶ リンパ浮腫リンパ浮腫では組織液がたまって熱が運ばれにくくなり、低温相となります。
- ⑷ Raynaud 現象Raynaud現象は末梢動脈の攣縮によるもので、指先が著しい低温相を示します。
- ⑸ 閉塞性動脈硬化症閉塞性動脈硬化症では下肢の血流が減るため、低温相として描かれます。
解説
正解は⑴です。熱画像検査は皮膚表面の温度分布を画像にする検査で、血流が多い部位は高温相として描かれます。動脈瘤では拡張した血管に血液がとどまり、その上の皮膚温が周囲より高くなります。一方、Raynaud現象や閉塞性動脈硬化症では動脈の血流が減るため低温相となり、リンパ浮腫も組織液の貯留により温度が下がります。皮膚潰瘍も血流障害を背景とすることが多く低温相を示します。血流が増えるか減るかで温度の向きを考えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成