心エコーの傍胸骨左室長軸像(別冊No. 5)を別に示す。最も考えられるのはどれか…
心エコーの傍胸骨左室長軸像(別冊No. 5)を別に示す。最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 拡張型心筋症拡張型心筋症では左室内腔が大きく広がり、壁はむしろ薄くなります。所見が逆です。
- ⑵ 拘束型心筋症拘束型心筋症では壁厚は大きく変わらず、左房と右房が著しく拡大します。
- ⑶ 肥大型心筋症心室中隔が後壁より著しく厚い非対称性中隔肥大を示しており、肥大型心筋症の所見です。
- ⑷ 高血圧性心疾患高血圧性心疾患では中隔と後壁が同程度に厚くなる求心性肥大となります。
- ⑸ 心アミロイドーシス心アミロイドーシスでは心筋の輝度が高く粒状に見え、心房中隔の肥厚も伴います。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。示された傍胸骨左室長軸像では、心室中隔が左室後壁に比べて著しく厚くなっており、左室内腔はむしろ狭くなっています。非対称性中隔肥大と呼ばれる所見で、肥大型心筋症に特徴的です。拡張型心筋症では左室が大きく広がり壁は薄くなり、高血圧性心疾患では中隔と後壁が同じように厚くなる求心性肥大を示します。心アミロイドーシスでは心筋にきらきらとした輝度の高い像を伴い、拘束型心筋症では壁厚は保たれたまま心房が大きくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成